ある人は、シェアメイトは家族ではないのだから個室は必要だと主張し、別の人は、家族や恋人とであっても個室は必要だと主張している。以下では、双方の意見について検討していこう。「家族・恋人でないから個室は必要」派友人と女性二人で暮らすHさんは、シェアにおける個室の必要性について次のように説明している。H:友だち同士でいいなっていうのはその対等な関係で、プライバシーをやっぱりまったく分けたいっていう。彼氏や恋人とは違うんで、それはもう話し合うまでもなく二つの部屋が別々っていうのは思ってましたね。
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(中略)でもやっぱり恋人や夫婦であれば、寝室を共有すべきだと私は個人的な考えでは思いますし。私は家族や夫婦や恋人は共有すべきものがあって、それ以外はプライバシー。分ける必要があると。(中略)一恋人や配偶者は一自分のプライベートの世界を共有するために選んだ人だから、世界をある程度共有するかなと私の場合は思うんですよ。Hさんによれば、家族・恋人とそれ以外の関係を区別して、家族・恋人以外の関係にはプライバシーの拠点としての個室が必要ということになる。このような理由で個室の必要性を説明したのはHさんだけではない。Aさんも、「彼女とは違う」と、相手が恋人ならば個室は必要ないと考えている。このような考えに沿うならば、フラットシェアは家族でも恋人でもないがゆえに一人一部屋が原則、ということになる。