小さな会でも十分対応できる相手と大きな会を組織して闘うべき相手と、二通りあることを念押ししておきたい。刑事事件になりかねないほど、日常生活に甚大な被害を及ぼす住民や不審人物についてはどのように対処すればよいか。このとき、ふつう頭に浮かぶのは「警察に相談する」ということだろうが、はたして警察はちゃんと動いてくれるだろうか。これに絡んで思い出されるのが、二〇〇四年八月に兵庫県加古川市で起こった、近隣の民家二軒の住民七人が殺害された事件である。
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この事件では、被害に遭った家族の親戚筋に当たる四七歳の男が逮捕された。問題は警察の対応である。犯人の男は、以前から刃物を持って歩き回る姿がたびたび目撃されており、車のドアの開け閉めの音やイヌの鳴き声をめぐって近所の住民とトラブルが絶えなかったという。