竹の家を、敷地の急斜面の上に、造成を一切せずに、そのままのせるというのが、われわれの提案であった。御存じのように万里の長城附近は、平らな土地がどこにもないような、山岳地帯である。普通なら、まず造成をしてブルを入れてフラットな土地を作り、その上に建築を作るというのが、二〇世紀流開発の一般的なやり方である。平らな台座を用意して、その上に美しい形をした彫刻をのせるという、古典的な彫刻作品と同じ手法である。
[Pick Up]
狛江の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/tokyo/ek_0240_komae/
熊谷市の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/saitama/sc_kumagaya/
岡場の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/hyogo/ek_2350_okaba/
一関市の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/iwate/sc_ichinoseki/
淀の賃貸・部屋探し情報一覧
http://suumo.jp/chintai/kyoto/ek_2145_yodo/
確かに、このやり方だと、台座のおかげで彫刻は見映えがする。造成という作業によってまわりの雑然とした世界から切り離されて、すきっとして見えるのである。二〇世紀のアヅアンギャルドとして知られる大建築家、ルーコルビュジエもミースも、この昔ながらの「合座」を利用するデザインの名人であった。すなわち造成派の巨匠であった。しかしこの山岳地帯に造成派の方法を適用したら、折角の地形のおもしろさが消えてしまう。土地はできるだけさわらないようにしよう、とまず考えた。逆に建物の底の部分をカーブさせて、あのうねった地形にあわせればいいのである。これを、われわれは「万里の長城方式」と呼ぶことにした。万里の長城も一切、造成はしていない。うねる地形を、そのままにして、それにあわせるようにして、壁を築くという、きわめて現実的で、しかも環境にやさしいやり方を、かつての中国人は発明したのである。地形に負ける、自然に負けるという戦略であった。そもそもあんな山岳地帯を、造成しきれるわけがない。