メディアというイメージがリアルなものを規定している

2011.12.23

構造を明らかにしたいという意図である。このような構造とは、すなわち、ある集団はある固有のメディアを持っていて、そのメディアが「場所」=象徴作用のコード(約束事)を規定し、その「場所」のしきたりに基づいてその集団の住宅のスタイルが決定されるという構造である。アーキテクト派という集団において、そのメディアは建築雑誌であった。ハビタ派という集団を規定していたメディアは、ハビタ等のインテリア産業が発信する膨大な量のコマーシャル(ある場合は映像であり、ある場合は写真)であり、そしてそれらのインテリア産業を主な広告主として成立しているインテリア雑誌群である。

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他の各派についても、それぞれの表の部分に、その派の規定していると考えられるメディアが示してある。この表の示しているものは当然一つの誇張であり、戯画である。しかし霞のように実体のないものと思われていたメディアが、実は住宅のスタイルという極めてリアルなものを規定しているという、この転倒した構造を表現するには、戯画と誇張が最も有効な手段なのである。




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